【指導案3】「黄金比」

黄金比を題材に,TTと電卓を使った課題学習を組んでみました。


第3学年○組 数学科学習指導案

1 黄金比
(単元 「二次方程式」)

2 指導観 

○ 私たちの身のまわりには,四角形の形状をしたものがたくさんあり,その中で注意して見ると相似な四角形がいくつかある。それは,縦と横の比が1:√2の白銀長方形と1:(1+√5)/2の黄金長方形である。白銀比は,日ごろ学校で配布する用紙のB4やA4を代表されるように出版物の多くがこの比になっており,半分に折り曲げると,もとの四角形と相似になる性質を持っている。また,黄金比は名刺やテレホンカードのように,白銀比より横が長く,縦の長さの正方形をつくって取り除くと,残った四角形も黄金比になるという性質を持っており,古代ギリシャの神殿や美術品に使われていることが知られている。この黄金比は,人間がつくり出したのではなく,自然界にも多く存在し,科学的な理屈だけでは証明できない神秘的なものである。日頃,理論で構成されている数学を学習する生徒にとって黄金比に触れることは意義が深いものである。この題材を通して生徒自身が発見的に学習できる力を養いたいと考える。


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